ガラパゴス問題
みなさんはガラケーの由来をご存知だろうか?
スマホの登場により、携帯電話という言葉が指すものが曖昧になった昨今。
両者を区別する意味でもガラケーという単語をよく耳にするようになったように思う。
しかし、そのガラケーという言葉の由来はあまり知られていないのではなかろうか。
ガラパゴス諸島は辺りと接触のない島であった事から、動植物が独自の進化を遂げているそうで、IT技術などで独自の進化をする事をガラパゴスになぞらえて「ガラパゴス化」というそうだ。
日本の携帯は海外標準に比べて独自機能が多いため「ガラパゴス携帯」と呼ばれるようになったと。
で、先日ちょうど同僚とガラケーの話になったのだ。
内心、きたか…!という感じだろうか。
昔から酷いインターネッツの掲示板でググレカスググレカス半年ROMってろと罵られる者の背中を見て育ってきた。
そのおかげで常日頃、気になる言葉はググって調べていた甲斐があったというものだ。
そう、今こそ、ガラパゴスで知識人顔を吹かせる時なのだ!
ドヤ顔自慢のときが訪れたのだ!
「それはな、ガラパゴスケータイの略なんやで!」
と渾身のドヤ顔で言い放った!
.....................................................................
少し話は変わるが僕は普段、冗談ばかり言っている。
隙あらば好き勝手にボケる。
小学校の通知表、先生が自由に書く備考欄に「○○君の性格が最近やっと分かってきたところでお別れになり残念です」と書かれていた。3学期終わりのことである。
先生、俺のこと理解するのに1年もかかったのかよ…。
付き合いの長い友人にすら
「たまに冗談で言っているのか、本気で言っているのか分からなくなる」
といわれる始末。
しかし、冗談だと分かってもらえないのはこちらとしても本意ではない。
海外ドラマよろしく、僕の背後から「ウェーッ HAHAHAHA!!」みたいな笑い声でも流せれば便利なのにと思うのだが、現実はそうはいかない。
なので、コレは冗談ですよー!って「悪戯っぽい表情」で語るのだが、
僕の演技力の限界なのだろう。
察しの良い人は冗談だと気づいてくれても、
察しの悪い人は気づかなかったりするのだ。
(いや、察しの悪い人は悪くないよ。悪いのは僕だよ!)
ということで普段からちょくちょく誤解を生んだりしてしまうのだ。
まあ、望んで誤解を起こしてる節もあるんだが。
その方が相手の判断に困る顔が面白いし!ウェーッ HAHAHAHA!!
........................................................................
で、ガラケーの話に戻るが、その悪戯な顔が問題を起こしたのだ。
僕はガラケーの由来について本当のことを言ったのに
Bさんは僕のドヤ顔を見ておそらく
(これは冗談だな。本当は知らなくてそれっぽい事を言ってみたんだな。)
と受け止めてしまった様であった。
それを見て僕は、
(アイツ判断に困ってるだろうな。ガラパゴスの真偽について語ろうかな。いや寧ろ本当か嘘か判断に迷い、考えるBを放置するのも面白いなーどうしようかなー)
なんて考えていた。
そのうちに業務は忙しくなり話は途切れ、
訂正することなく話は一度終わっていたのだが…。
後日同僚から
「ガラパゴスって本当の話だったのかよ!冗談かと思ってたわ!」と叱られる。
あいつも真面目な奴だ。
おそらく僕の言葉を偽と判断して、「ガラケー」についてググったのであろう。
その結果、真のことだと分かったわけで怒鳴り込んできたわけだ。くくく。
我を無心で信じないからそうなるのだ…!ウェーッ HAHAHAHA!!
(↑こういうところが悪い性格)
まぁこんな感じの出来事があった。
今回は少しばかり悪いことをしたかなと思ったので、
この件を僕の中でガラパゴス問題と名前を付けよう。
事あるごとに思い出して自分を戒める糧とするのだ。
しかしまぁ、こんな感じに常日頃の行いが悪いせいでろう。
今回のことだけではなく、誤解を与えることがある。
本心から出た言葉までもが冗談やお世辞などに捉えられてしまうことがよくある。
言葉はいつも遠回り空回り、風に乗って消えちまって思ったところには届かないのだ。
言葉って難しい。
いや、常日頃から素直な自分になればいいだけなんだけどねー。なかなかねー。