蒙古斑のカウボーイ

広く浅い趣味の独り言が多い日記です。求ム時間とお金。

サンキュー和田さん

 

今日は朝から悲しいニュースが飛び込んでまいりました。

 

中日ドラゴンズ和田一浩選手が今季限りで引退するそうです。

 

 

ああ、悲しい。

 

 

怪我明けの今年は史上45人目の2000本安打達成、こちらは最年長での達成。

更には史上3人目の両リーグ1000本安打達成と記録尽くめのシーズンでした。

 

見ている感じでは打撃はまだまだ通用すると思いましたが、本人曰く走塁守備の面が大きいそうです。膝の影響でしょうね。代打専でも居てくれると心強いんですが。

 

でも和田さん、骨折する直前にロッテ戦で打撃のコツが一つ分かったって喜んでいたじゃないか…!

この年になっても技術の向上を目指していた和田さんの、あまりに潔い引き際にショックです。

心優しいベンちゃんのことなので、中日の世代交代の事もどこかで考えていたかもしれませんね。

 

 

 

 

僕が初めて和田選手を強く意識するようになったのは2004年でした。

 

元々パリーグの西武出身の和田さんは、かなりの好打者であるということ、そして輝く頭で大人気。

くらいしか知らない存在でしたが、

2004年日本シリーズ初戦だったと思います。

 

全盛期川上のね、内角低めのシュートボールだったと思いますが…思いっきりレフトスタンドにぶち込まれまして。

 

えー、あんな球(見逃せばボール?)をスタンドインさせちゃうのかよ、と驚いた覚えがあります。(その先制HRが決勝点となり西武が勝利)

 

あれがなければ、2004年の日本一チームは変わっていたかも…なんて思ったり。

 

 

 

その3年後、岐阜出身で中日ファンだった和田選手はFAで中日に来るんですが、当時の年齢は35歳。

FA年の和田さんの成績が思わしくない(打点49とかだったかな)のもあり、

当時中日ファンの間でも歓迎ムード一色でなかった事は覚えています。

なぜ年寄りを取るんだ、と。(お荷物はラーメンビョンギュで充分だ!と)

まぁその年福留が抜けたショックの大きさも手伝ったんでしょうね。

 

個人的には2004年の日シリで見たような打撃が見れるとあって喜んでいましたが。

 

結果的には2010年のMVPの活躍といい、黄金期中日に欠かせない選手だったと思います。本当に居てくれて良かった。

 

 

 

和田さんを語る上で、欠かせないのはなんといっても打撃。

バットを高く掲げたトップの位置から、懐に引きつけて打つ独特の打法です。

フォロースルーでバットが背中につくんじゃないかというくらい振り抜くバッティングなので併殺打は多い印象でしたが、

捉えたと思ったライト方向の打球が伸び過ぎてアウトになったり、

逆に崩された体勢からレフトスタンドまで運んだり…と

スピンの効いた強い打球は見ていて痛快。

プロの技術に唸らされるバッティングでした。

 

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守備も範囲は狭いながらも、なんと言いましょうか、丁寧。

クッションボールの処理も上手ですし、送球も派手さはありませんが堅実でした。

 

 

そして子供好きでも知られる和田さんは打席の登場曲がNHKの子供向け番組のオープニングだったり、

地元岐阜に子供を招いて自然体験学習を催すなど…心優しい人柄も好きです。

 

 

社会人卒で捕手として入団、

外野手に転向後花開いた苦労人の和田さんはいい指導者にもなってくれそうです。

 

将来的には監督候補にもなるんでしょうか?

選手としては今年限りですが、また球場で拝見できることを祈っております。

 

今までありがとうございました…!

 

 

引退試合いつだろうなー…行きたい…!!

 

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 笑顔の素敵な和田さん

 

 

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